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ぶりぶり スラングとは?意味・使い方・由来をわかりやすく解説【ヒップホップ語辞典】


目次

ぶりぶり スラングとは?基本の意味と使われ方

ぶりぶり スラングとは何かをご存じですか?
この言葉は主にヒップホップやストリート文化の中で使われており、「調子がいい」「勢いがある」などの意味合いで用いられることが多いとされています。
この記事では、「ぶりぶり」の基本的な意味・由来・実際の使い方に加えて、有名ラッパーの使用例や関連語との違いまで、丁寧に解説します。
最近SNSやYouTubeなどでも目にするこのスラングの背景を知ることで、より深くヒップホップカルチャーに触れることができるはずです。
はじめて耳にした方でもわかるよう、例文つきで紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

「ぶりぶり」はどういう時に使うの?

「ぶりぶり」という言葉、最近SNSやラップの現場でもよく耳にしませんか?元々はオノマトペ(擬音語)的に使われていた表現ですが、今では若者やアーティストの間でスラングとして独自の意味を持って広がっているようです。

具体的には、「あのラッパー、今日ぶりぶりだな」みたいに使われることが多く、これは「ノリノリだね」「調子いいね」といったテンションの高さや勢いを指していると考えられます。ストリートカルチャーやヒップホップの文脈では、その人が放つエネルギーや空気感を表現するために用いられている場面も少なくありません。

つまり、単なる形容詞というよりも、その人の“今の状態”や“バイブス”を表す言葉として使われている、と言われています【引用元:https://hiphopdna.jp/news/12575】。


「ぶりぶり=快調・ノリノリ」ってホント?

「ぶりぶりしてる」と聞いて、「何それ?」と戸惑う人もいるかもしれません。でも、ラップ好きのあいだでは「今日のライブ、ぶりぶりだったね」なんて言い回しがわりと自然に出てきたりします。

この場合の「ぶりぶり」は、パフォーマンスの勢いがすごい・調子が乗ってる・キレてるというようなポジティブな意味合いで使われることが多いようです。特にフリースタイルバトルなどで、言葉のラッシュが冴えていたり、ビートに乗れていたときに「ぶりぶりだったわ」と表現されることもあるそうです。

ただし、これはあくまでもストリート的な語感や流れを重視した“ノリ”の一種とも言えるため、文法的な定義があるわけではなく、雰囲気で通じ合っている部分もあります。


ポジティブ?ネガティブ?文脈による意味の違い

とはいえ、「ぶりぶり」という言葉には少しクセもあります。というのも、使う文脈によってはネガティブに捉えられる可能性もあるからです。

たとえば、「あの人、ちょっとぶりぶりしすぎじゃない?」なんて言われると、「やりすぎ」「出しゃばってる」みたいなニュアンスを含むこともあります。このあたりは関西弁由来の表現にも通じるところがあり、軽い“いじり”のニュアンスで使われることもあるようです。

要するに、「ぶりぶり」はその場の空気感や関係性によって、褒め言葉にもなるし、ちょっとした皮肉にもなるという、まさに“ライブ”な言葉なんですね。


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スラングとしての「ぶりぶり」の由来と広まり方

日本語としての語源とは別の文脈?

「ぶりぶり」という言葉、聞きなじみはあるけれど、“スラング”としての使われ方はちょっと独特ですよね。もともとは赤ちゃんの排泄音を表すような擬音語としても知られていますし、「ぶりっ子」のように“可愛く振る舞う”という意味で見かけることもあります。

ところが、現在のスラングとしての「ぶりぶり」は、こうした語源とはまったく異なるニュアンスで使われているようです。たとえば、「ライブでぶりぶりだったよ」と言えば、「エネルギッシュだった」「勢いがあった」というポジティブな表現として通じます。

このような文脈のズレから、あえて“ぶりぶり”という言葉を選ぶことで、言葉遊び的なセンスやユーモアが感じられるという見方もあるようです。


関西弁やヒップホップシーンとの関係性

実は「ぶりぶり」という表現、関西圏では比較的日常的に使われてきたと言われています。たとえば「ぶりぶり怒っとるやん」など、感情や様子を強調するような言い回しで耳にすることがありました。

こうした背景もあって、関西出身のアーティストが多い日本のヒップホップシーンにおいて自然に取り込まれた可能性があるとも考えられています。

また、ヒップホップ特有の“バイブス”を重視する文化では、「ぶりぶり」のような擬音的な表現がテンポ感やノリを伝えるのにちょうどいい、ということもあって、自然とラッパーの語彙として定着していったとみる人も少なくありません【引用元:https://hiphopdna.jp/news/12575】。


広まりはSNSやYouTubeがきっかけとも言われている

近年では、「ぶりぶり」はラップバトルやサイファー動画のなかで耳にすることが増えてきました。特にYouTubeやTikTokといった動画プラットフォームの影響で、若い世代を中心に認知が広がっていったようです。

さらに、SNS上では「#ぶりぶり調子いい」「今日はぶりぶりいくで」など、カジュアルに使われる投稿もちらほら見られるようになっています。こうした拡散力を持つメディアの存在が、“ぶりぶり”を単なる地域性のある表現から、全国的なスラングへと押し上げた要因になったのかもしれません。

もちろん、こうしたスラングは文脈やシーンによって解釈が分かれることも多いため、無理に多用するよりも、雰囲気や流れを読みながら使うのがベターだと言われています。


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ヒップホップでの「ぶりぶり」の使い方と使用例

ラッパーの楽曲で使われているフレーズを紹介

「ぶりぶり」って、ヒップホップの世界ではちょっと独特な存在感を放ってますよね。実際に曲の中で聴いたことがある、という人もいるかもしれません。たとえば、BASIやR-指定といったアーティストがこの言葉をリリックに取り入れ、「ぶりぶりに乗せてく」といった形でテンションの高さやグルーヴ感を伝えていたりします。

この場合、「ぶりぶり」はネガティブな意味ではなく、調子がいい・キレがある・勢いがついている、そんな状態を指すことが多いようです。

引用元:https://hiphopdna.jp/news/12575


ライブやフリースタイルでのノリとしての使い方

「ぶりぶり」は、楽曲だけでなくライブやフリースタイルの現場でもよく耳にする表現です。MCがフロウに乗りながら「今日はぶりぶりやで!」なんて叫ぶシーン、実際に見たことがある人も多いのではないでしょうか。

これは単なる合いの手ではなく、「今ノッてるぞ!」という自信の表れとも受け取れます。特に観客との一体感を高める場面では、こうした擬音的でキャッチーなフレーズが、会場の空気を一気に沸かせるんです。

感覚的な表現ゆえに、言葉の定義より“ノリ”で伝える言葉といった方がしっくりくるかもしれません。


悪口としてではなく“褒め言葉”になることも?

「ぶりぶり」って、音だけ聞くとちょっとふざけてる感じもするんですけど、ヒップホップの中ではむしろ“良い状態”を指すスラングとして機能している場面が多いです。

たとえば、ビートにバッチリ乗れているMCに対して「ぶりぶりだったな」と言えば、それは**“キレッキレで最高だった”という意味合い**で伝わることがあるんです。

もちろん、文脈によっては揶揄的に使われる可能性もゼロではありません。ただ、ヒップホップにおいては称賛やリスペクトのニュアンスで用いられるケースの方が目立つように感じられます。

このあたりの“良い意味の悪口”っぽさが、ストリートスラング特有の面白さでもあるのかもしれませんね。


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「ぶりぶり」に似たスラングとの違い

「バチバチ」「ギラギラ」とのニュアンス比較

ヒップホップや若者言葉の中で、「ぶりぶり」ってちょっとクセのあるワードですよね。でも、似たような雰囲気の言葉に「バチバチ」とか「ギラギラ」ってのもあるんです。

たとえば「バチバチ」は、バトル感や火花が飛ぶような緊張感をイメージさせる言葉。「今日のライブ、バチバチだった!」って言われたら、真剣勝負な空気が漂ってたって意味になります。

一方「ギラギラ」は、外見やオーラ、雰囲気がギラついてる感じを伝える時に使われがちです。たとえば「ギラギラのファッションで決めてきたな」って感じで、ちょっと攻めたテンションや派手さを表すんですね。

そこに対して「ぶりぶり」は、もっとノリや勢い、テンションの高さをリズムごと伝えるような、もっと“感覚的”で“音的”な表現だと言われています【引用元:https://hiphopdna.jp/news/12575】。


「やばい」「エグい」との文脈の違い

「やばい」や「エグい」も、若者言葉としては定番中の定番。でも「ぶりぶり」とは微妙に使いどころが違います。

「やばい」は意味が広すぎて、「最高!」の時にも「最悪…」の時にも使われますよね。逆に言えば文脈を間違えると伝わらない可能性があるというちょっと難しいワードでもあります。

「エグい」は、インパクトやショッキングさを強調する時に使われがち。「あのフリースタイル、エグすぎて鳥肌立った」みたいな使い方が多い印象です。

「ぶりぶり」は、これらに比べてもっと直感的なテンション表現。特に音楽やライブでのノリの良さ、滑らかさ、グルーヴ感といった“感覚の気持ちよさ”を伝える時に使われることが多いようです。


同じようにノリを表すけど意味は全然違う?

「ぶりぶり」「バチバチ」「ギラギラ」「やばい」「エグい」……どれもテンション高めで盛り上がってる場面で使われやすいですよね。

でもそれぞれ、意味の軸がちょっとずつズレてるのが面白いところ。

「ぶりぶり」は“滑らかにキマってる感覚”
「バチバチ」は“火花散るような対決感”
「ギラギラ」は“見た目や態度の派手さ”
「やばい」は“状況全般の強調”
「エグい」は“強烈な刺激・衝撃”

そんなふうに並べてみると、似てるけどちゃんと使い分けされてるのがわかります。言葉って奥深いですね。


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ぶりぶり スラングの注意点と使う時のポイント

目上の人やフォーマルな場面で使うのはNG?

「ぶりぶり」というスラング、使いこなすと場のノリが一気に上がる便利な言葉ですが、実はちょっと“使いどころ”を間違えると、思わぬ誤解を生むこともあるんです。

たとえば、ビジネスの打ち合わせや年配の方との会話など、フォーマルな場面で「今日の会議、ぶりぶりやったっすね!」なんて言おうものなら、ほぼ確実にポカンとされてしまうでしょう。

この言葉は、あくまで“ノリ”を共有できる仲間内やカルチャーに馴染みのある空間でこそ活きるもの。年齢差や立場に配慮しないまま使うと、「ふざけてるのかな?」と受け取られてしまう可能性があるため、場の空気を読んで使い分けることが大切だと言われています【引用元:https://hiphopdna.jp/news/12575】。


勘違いされやすい場面の例

「ぶりぶり」の語感から、「ふざけてる」「適当に言ってる」と捉えられてしまうこともあります。特にヒップホップやストリートカルチャーに明るくない人にとっては、「ぶりぶり」が何を意味しているのか想像すら難しいかもしれません。

例えば、初対面の相手や親族の前で「この前のライブ、マジでぶりぶりやったわ」と言ったとしても、リアクションは微妙になりがちです。相手に伝わらないだけでなく、場合によっては「ちょっと下品な表現なのでは?」と誤解されるリスクすらあります。

自分の中での“良い意味”が、相手にとってもそうとは限らないという視点を忘れないようにしたいですね。


SNSで使うときの“ノリすぎ注意”も忘れずに

SNSは気軽な発信の場ですが、だからといって何でもOKというわけではありません。「ぶりぶり」を連発して投稿していると、文脈がないぶん「結局なにが言いたいの?」と感じられてしまうことも。

特にX(旧Twitter)やInstagramのストーリーズでは、勢いでスラングを使うと意味が通じず“内輪ノリ”に見えてしまう恐れも。もちろん、フォロワーが同じカルチャーにいるなら大丈夫ですが、広く発信するならちょっと注意が必要です。

SNS上でも、“誰に向けて・どんな意味で”使っているかを意識するだけで、伝わり方が大きく変わります。ノリとセンスを発揮するなら、文脈と空気感をうまく使うのがカギかもしれません。


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この記事を書いた人

大阪の地で異彩を放つヒップホップクルー、それが「speak easy again」だ。彼らは単なるラッパー集団ではない。ビジネスの最前線で辣腕を振るうマーケターやコンサルタントとしての顔も併せ持つ、まさに新時代のクリエイティブ集団である。
2019年、世界が混沌としたコロナ禍という未曾有の状況下で、彼らはその産声を上げた。閉塞感に覆われた時代に、ヒップホップという表現形式を選び、既存の枠にとらわれない新たな価値を創造し続ける。彼らの音楽は、単なるエンターテイメントに留まらず、リスナーの心に深く響くメッセージを放ち、行動を促す力を持つ。
クルーの核となるメンバーは、それぞれが多岐にわたる才能を発揮する。
iAは、フロウとリリックで聴衆を魅了する卓越したラッパーである。その一方で、ITコンサルタントとして高度な専門知識と分析力を兼ね備える。ビジネスの世界で培った論理的思考と、音楽で培った表現力が融合し、彼独自のクリエイティビティを生み出している。複雑なIT課題を紐解く思考力は、時に難解なテーマを誰もが理解できるリリックへと昇華させる原動力となる。
そして、!hy2は、鋭い感性で言葉を紡ぐリリシストとしての顔を持つラッパーだ。さらに、マーケターとしての顔も持ち合わせる。市場のトレンドを捉える洞察力と、人々の心を掴むメッセージングの巧みさは、彼のラップにも色濃く反映されている。聴く者の感情を揺さぶる言葉選びは、まさにマーケティングの神髄を音楽で表現していると言えるだろう。
彼らは普段、大阪の中心地である梅田でサラリーマンとして多忙な日々を送る。会社員としての規律と、アーティストとしての自由な発想。一見すると相反する二つの側面が、彼らの中で見事に融合している。日々のビジネスシーンで得られる生きた情報や、組織の中で培われる実践的なスキルは、彼らの音楽に現実味と深みを与える。同時に、ヒップホップの持つ反骨精神やクリエイティブな思考は、彼らのビジネスにおける課題解決能力を研ぎ澄ませる。このように、彼らの活動は、音楽とビジネスという二つの領域を相互に高め合う独自の循環を生み出しているのだ。
「speak easy again」の活動は、常に既成概念の打破を目指す。最新シングル「Sky Is The Limit」(3月リリース)は、まさに彼らの無限の可能性を象徴する一枚だ。この楽曲は、現状に満足せず、常に高みを目指し続ける彼らの姿勢を力強く示している。リスナーは、この曲から単なる音楽以上の、新たな挑戦へのインスピレーションや、自身の限界を打ち破る勇気を受け取るだろう。彼らは、音楽を通じて「考える」ことの重要性を問いかけ、それぞれのリスナーが自身の「Sky Is The Limit」を見つけるきっかけを提供し続ける。

彼らの存在は、ヒップホップシーンに新たな風を吹き込むだけでなく、ビジネス界にも既存の枠組みを超えた創造性の重要性を問いかける。大阪発の「speak easy again」は、今後もその独自のハイブリッドな活動を通じて、音楽とビジネス、双方の領域でパイオニアとしての道を切り拓く。その動向から目が離せない存在となるだろう。

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